私は集中するまでに時間がかかり、飽きやすく、そして時に熱中しすぎてしまう。物事を計画的に進めることや、やる気を出すことが苦手だ。そんな自分とどう向き合い、前に進む力に変えるか。その時に手助けとなるのがタイマーだ。
どうしてもやる気が出ないとき20分だけタイマーをセットして、まずはその20分だけやってみようと取り組む。すると不思議なことにタイマーが鳴り終わるころには私の集中力にスイッチが入っていて20分は2セット、3セット目を迎え40分や60分となる。
同様に時間制限を設けるときにも役立つ。だらだらと長い時間をかけて、浅い集中力で取り組むよりもタイマーをセットして深く短く集中した方が結果を出せることも多いと気が付いた。その対象となる行為に飽きを越させないための工夫でもある。もう少し取り組みたいなと思うタイミングでタイマーがなることによって中断し、ずっと好きでいることが出来る気がする。
世の中の多くの物事は短時間を毎日継続して取り組む方が、長時間を月に数回取り組むよりもはるかに良い成長と結果を生むと大人になって気が付いた。子供の頃に知っていたら私はもっと優秀な人間になれたかもしれないことが悔やまれる。がしかし今からどこまで伸ばすことが出来るか気長に挑戦してみようと思う。
そして今現在使っているタイマーはAmazonで購入したシンプルなキッチンタイマーだ。文字が大きく見やすい。10分、1分のボタンを押すだけで時間がセットできるのでシンプルで使いやすい。ポイントは自立式であることとマグネットが付いていること。
安っぽすぎず、かといって高級感があるわけでもない。可もなく不可もない極めて普通のタイマーだ。存在感も普通である。おそらくそれがこのアイテムのいいところなのだろう。今日も少しだけ私のやる気を引き出してくれている。