私は常に何かを飲んでいたい人間。そして夏以外は温かい紅茶を飲むのが好き、紅茶の味わいを楽しませてくれる要素の一つに色があると思う。多くの人は白いティーカップで紅茶を楽しむのだろうけれど私はもっといい方法を見つけた。それがボダムのダブルウォールのグラスだ。
通常の耐熱グラスのコップは熱くて直接持つことが出来ないけれども、このコップは２重構造になっているので熱湯を注いでも簡単に持つことが出来る、しかも電子レンジも使える（突沸を恐れてほとんど使わないけれど）
ほんの気休め程度かもしれないけれど、ダブルウォールの形状は保温効果を少しだけ高めていてくれる気がする。
飲み物の味はその液体の持つ味や香りだけでなく、カップの形や、口の当たる部分の形状、手触りなど様々な要因も組み合わさって複合的に完成すると思う。ボダムのダブルウォールマグはガラス製でやや厚めで、丸みを帯びた飲み口は口触りがなめらか、私にはそれが心地いい。そして好きだ。
特徴的であるガラスの材質はさらなる喜びを与えてくれる。透明であることは中に入る飲み物の色を楽しめるということだ。紅茶を注いでみよう。茶葉の種類や抽出時間によって透き通った黄色や、オレンジ、紅色を見せてくれる。さらに、その紅茶に光が当たると、それを突き抜けた光がテーブルに柔らかな光を映し出してくれる。コップを傾けると光は揺らぎとてもきれい、通常のコップでは味わえない心地のいい時間だ。